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夏の終わり [JB1 LIFE]

   熊本は今日から「藤崎宮秋の例大祭」が始まり、
   アチコチで楽隊のラッパやタイコの独特なリズムが聞こえてきます。

例大祭馬追い.jpg

(16日の随兵行列の「馬追い」は勇壮なこの祭りの目玉で老いも若きも盛り上がります。)

   今日は奥さんも休みで息子を仕事に送り出したら、な~んにもする事がない。
   それなら今度14・5日に息子が県民体育祭ソフトテニスの試合で遠征する、
   天草・本渡方面に行こうと例により気ままなドライブに参りました。

Life出動!.jpg

   天草と言えば「島原の乱」で若干16歳で指導者として、
   幕府の攻撃による原城陥落により自害したとされる「天草四郎時貞」や
   迫害された「キリシタン」の建物や伝説とその名残りが今でも各地に残っています。

天草四郎と天草橋.jpg

   その中で今回訪ねたのは、宇土市から本渡市をぬけて、
   熊本県天草下島の河浦町崎津地区の小さな漁村「崎津」にやって来ました。

崎津教会.jpg

キリシタンの里であったこの「崎津」波静かな羊角湾のほとりに高い教会の尖塔が建っています。
 この教会が建てられたのは永録12年(1569年)で、
  天草におけるキリスト教はここを中心にひっそりと人々に根付き崇められました。

崎津天主堂.jpg

明治以来3回の建て直しが行われ現在の教会は昭和9年ハルブ神父により創建されたもので、
  長崎の名工、鉄川与助によって建てられた教会は、
    尖塔の上に十字架を掲げた重厚なゴシック様式で、
      その厳粛な堂内は畳敷きになっていて訪れる人を迎えてくれます。

   また正面の祭壇がある場所は、禁教時代に厳しい踏絵が行われていたところでもありました。

   (神聖な場所です節度を持って拝観しました。教会内部の写真撮影は禁止です。) 

チャペルの鐘に続く階段.jpg

   教会を後にして裏山にある「チャペルの鐘」に続くかなり急な階段を上ります。
   頂上まで階段の周りの斜面は良く手入れが行き届いている事だけでも、
   この集落の方々がここを大切にしているか窺い知る事が出来ます。

         (マムシ注意の看板には一瞬ドキッとしましたけど、、、)

   (体力に自身の無い方は時間をかけてユックリどうぞ!) 

十字架の.jpg

   頂上の展望台には「十字架モチーフのモニュメント」が崎津の集落を見守っています。

入江の小さな漁村.jpg

   平地が少ない入組んだ辺境の小さな漁村だからこそ「信仰」を育む事ができたわけです。

頑なに干渉を拒んできた漁村は今は車で片道3時間半で行き来は出来ますが、
訪れてみて軽はずみに触れてはいけない様でそっとしておいてあげたい気になりました。

   (「天草の崎津集落」を含む『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』が、                      
                        世界文化遺産の推薦候補に選定されました)


   



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コメント 2

ぜろこ

小田さんの作る曲と声、大好きです^^
by ぜろこ (2013-09-16 12:14) 

くーぺ

九州を未だ訪ねたことが無い私ですが、
(高校の修学旅行はパスしましたので・・・)
九州各地には多くの悲劇を乗り越えて今に伝える
キリスト信者の思いが随所に詰まっているんですねぇ◎
by くーぺ (2013-09-16 18:11) 

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